臨床上、変形性膝関節症を呈する患者様や、
人工膝関節置換術後（以下TKA）の患者様を担当する機会は少なくありません。
特に外来や急性期病院ではTKA術後の患者様の治療をする上で、
術創管理や関節可動域制限の予防、荷重時痛や動作時痛などに注意が必要です。
- 可動域制限を起こす原因がわからない
- 痛みを出さずに曲げるためにはどうすればいいのか
- 術創管理の方法ってどうすればいい？
- オペでどの組織を侵襲しているかわからない
このような内容で悩んだことはありませんか？
実は私自身も変形性膝関節症術後の患者様を担当したときに、同じように悩みました。
今日はそのようなお話をしたいと思います。
変形性関節症やTKA術後のリハビリを理解するためには膝の構造を基礎から理解することが重要
TKAの患者様のリハビリを行う上で重要なのは
どの組織が切断されていて、どのように創部が広がっているかを理解することです。
例えばTKA術後の患者様で膝関節の内側が痛い、と訴えられる患者様はおられませんか？
私自身もこのような内容を訴える患者様を担当し、なかなか痛みが治まらないという方がおられました。
もちろんその時は術式の理解が必要だということも知らず、そのままリハビリを行っていました。
そして何より膝関節の基本的な構造を頭に入れていませんでした。
しかし術式を理解すると、なぜその部分に痛みが出現するのかが理解できます。
その術式などについては、今後エポックで開催する『若手セラピスト向け運動器疾患の評価とリハビリテーション｜一括申込 – エポックセミナー』で詳しく学ぶことができます。
術式が理解できれば、どの組織を重点的にリハビリをすべきなのか、
どのようにアプローチをすればいいのかがわかります。
もしあなたがTKA術後の患者様の膝の痛みがなかなか治らないと悩んでいるのであれば、
ぜひ本セミナーで体験してみてくださいね。
TKA術後はなぜ歩行が不安定になるのか？
TKA術後の患者様で歩行が不安定だと
訴える方を担当したことはありませんか？
膝関節を手術したということもあり、膝に着目しがちではありますが、
実はもっと重要な部分をチェックしなければいけないのです。
それは足関節や股関節です。
よくあるケースですが、足関節の内側縦アーチが減少しているという患者様を診たことはありませんか？
内側縦アーチが減少すれば、足関節で本来受け止めることができるはずだった衝撃を
膝関節や股関節で吸収しなければいけません。
そのため、膝関節や股関節を使って衝撃吸収をするため、
より膝や股関節に負担がかかっています。
そのような崩れが体幹や頸部にも影響し、痛みを生じていたり
不安定地形を歩くとふらふらしたり、という問題を引き起こしているのです。
膝を手術した患者様が不安定な歩行になる理由は、
ここにありますので、全身をしっかり評価しなければいけないのです。
整形外科リハビリテーション学会の人気講師が登壇！
さて、今回ご登壇いただく為沢先生は、京都下鴨病院で整形外科疾患を徹底的に勉強されているだけでなく、
整形外科リハビリテーション学会でも、様々なご講演をされておられます。
為沢先生には今までエポックでも体幹や足関節など様々な講演をお願いしてきました。
今回、整形外科疾患でよく目にする
- 肩関節
- 股関節
- 膝関節
- 体幹
- 足部
についてもお話をいただく予定です。
もしあなたが術前術後に見る点や運動療法がわからない、術式をあまり知らないというのであれば、ぜひこのセミナーにご参加ください。
若手セラピスト向け運動器疾患の評価とリハビリテーション｜一括申込 – エポックセミナー
明日からの視点が変わるはずです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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