歴史的な大雨でしたが、開催しました
いつもご覧いただきありがとうございます。
セミナー事業部 四国地区 担当の中山です。
先日7月8日は、四国開催セミナーのキックオフの日でした!
今までも四国セミナーや四国ナイトセミナーは何度か開催していましたが、
毎月、定期的に開催する四国セミナーの記念すべき日でした。
しかしご存知のように西日本は豪雨…。
悪天候による交通マヒのため開催延期も考えましたが、
待ってくださっている方も必ずいらっしゃると思い、
予定通り開催させていただきました。
(いまだに香川・愛媛県と高知県を結ぶ高速道路は通行止めのようですね。)
この場をお借りしますが、
あの天候の中、お越し頂いた先生方、
本当にありがとうございました。
そしてお越し頂けなかった先生方も、
キャンセルのご連絡、ありがとうございました!
さて本日のブログでは、そのセミナー
『筋力の再考~筋出力としての解釈と治療~』の報告をさせて頂きます。
実際に体験!筋出力が変わる瞬間!
以前のブログで、
皮膚の動きの誘導だけで太もも挙げが軽く感じたり、
筋のアライメントを整えるだけで重く感じたりすることを
体験してもらいました。
(まだ体験していない方はこちら(^^))
本セミナーではその理由の仮説を示しました。
皮膚は筋・筋膜と相対的に反対方向に動くとされ、
皮膚への介入により皮膚と筋・筋膜の間の滑走性を促すことで、
即座に筋出力を向上させることもできます。
また発生学的に脳と表皮は同じ外胚葉に分類されるため、
皮膚に触れることは脳内の身体図式の変化にも
影響を与えているとも考えられます。
機能解剖学的にも神経生理学的にも
皮膚の誘導は筋出力を即座に変化させ得るのです。
(皮膚運動学より)
また筋アライメントの整復については、
養成校時代の生理学の授業で習い、
そして国家試験直後に即座に脳から消し去ったであろう
『長さ-直力曲線』と『アクチン・ミオシンの重なり』から解釈できます。
ある治療手技においては、筋アライメントを整えるという
介入を行った直後に体が軽くなるということを経験します。
筋はちょうどいい長さ・張りのある静止長(生体長)で
アクチンとミオシンの重なりが一番多くなるため、
筋張力を発揮しやすくなると考えられます。
一方で筋が弛緩位でも短縮位でも
アクチンとミオシンの重なりが少なくなると、
筋出力は低下してしまいます。
セミナーでは午後の時間をたっぷりと使って、
皮膚や筋へのタッチの仕方も確認しながら、
即座に動きが軽くなることを体験し、
受講生の方々はその変化に驚きの表情を浮かべていました(^^)
下肢の質量が即座に変化したわけではないのですが、
軽く感じられるようになったということは、
適切な筋出力の発揮ができるようになったと解釈できます。
緊急開催!同じセミナーを再び香川で!
今回のセミナーは悪天候により、
受講できなかった方々が多くいらっしゃいました。
当日キャンセルの電話でも、「行きたかったけれど…この雨で…」
という声を沢山いただきました。
そこで、今回と同じセミナーを
9月23日(日)に開催させていただくことになりました!
筋出力を即座に向上させる技術を身につけ、
翌日の臨床において結果を出したいと思われた方、ぜひご参加下さいm(__)m
もちろん今回、受けたけれど、もう1度受けたいという方も
是非ともご来場ください。
受講生様の感想を掲載!
- 解剖・生理など基本に戻って臨床で抱える疑問を考え直し、理解することができた。様々な手技、考え方について触れることができ、興味が出た。
- 姿勢コントロールについて最近疑問に思っています。セミナー中にあったスパインダイナミクス・認知運動療法についても教えてほしいです。
- ありがとうございました。
そして繰り返しになりますが、
あの天候の中、お越し頂いた先生方、
本当にありがとうございました。
そしてお越し頂けなかった先生方も、
キャンセルのご連絡、ありがとうございました!