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【保険外訪問リハビリ】患者さんのやる気が出ないときは?

リハビリはご本人のモチベーションがカギ

 

リハビリはセラピストが一生懸命することはもちろんですが、

ご本人様のモチベーション(やる気)が最も重要です。

飲み薬のように、飲めば改善するというものではありません。

一緒にコミュニケーションを取って、

二人三脚で目標に向かって進まなければなりません。

 

今回はそんな日常の一コマをご紹介。

 

 

「もう体を起こすのも辛い…」

「何もしたくない…」

 

弊社のとある患者様は、自費訪問リハビリサービスを始めた頃、

このように仰っていました。

我々がリハビリに行き、「起きましょうか?」と聞いても、

大きく首を横に振るだけ。

 

ご家族様からは、今までは自分で身体を起こしてテレビなどを観ていたのに、

ご飯も口から食べられなくなって、今は何も動かない。

このまま弱っていってしまうのでは?とご相談を受けて

リハビリをスタートしました。

 

 

 

リハビリを行う上で重要なことは、

ご本人様のモチベーションです。

ご本人様のリハビリに対するモチベーションを

無理矢理に上げられるものではありません。

 

 

とにかく動くのが嫌。

辛いことはしたくない。

 

我々としては何としてでも身体を動かしてもらえるように

アプローチを開始しました。

 

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様々なことを試しました。
色々なアクテビティを持ち込んでみたり、

テレビをあえて見えない場所に設置して身体を起こすように誘導してみたり、

色々試してみましたが、やはりご本人様のモチベーションを引き上げることはできません。

むしろ、色々な試みはリハビリに対する不信感を

生んでしまうのではないかとさえ思いました。

 

 

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やはり人と人はコミュニケーションが大切です

 

モチベーションを引き上げるためにも、

同じ目標を描くためにも、何をするにしても

コミュニケーションをしっかり取っていく。

とても重要です。

 

我々の想いとご家族様の想いを本人様に伝え、

なぜリハビリをしなければならないのかを真剣に話しました。

「今の環境では自分で動かなくでも生活は出来るかもしれません。

でもまだまだ元気に動く手足があって、立ち上がり座っていられる筋力があれば、

もっと自分で動いて色々なことを感じることが出来ると思います。

施設の中と外では空気が違います。

今年の夏の日差しはとても強いんですよ。

まだまだ色々なことを感じて生活して行ってほしいです。

ご家族様と一緒に車いすに乗って散歩に出かけませんか?」

 

いつもは何をしても、首を振るだけであったご本人様が

少し俯きながらゆっくりと頷きました。

その姿を見た私はすぐに、車いすを用意して身体を起こして頂き、

車いすへ乗り移りました。

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本当に暑い日差しの中、施設にある綺麗な園庭を家族様と散歩をしながら、

いつもより表情が穏やかなご本人様と

喜んで下さっているご家族様の姿を見ることができました。

 

 

保険内では時間も限られていて、ゆっくり時間をかけてお話をすることも

難しかったりします。

自費訪問リハビリで、ゆっくりと対話を重ねていって、

ご本人様の歩幅に合わせながら、

一緒の目標へ向かっていきたいですね。

 

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