いつもお世話になっております。
EPoch セミナー事業部の久保田です。
10/7に関西にて生野達也先生に講師をして頂きました。
テーマは【新人のための脳卒中片麻痺に対する「歩行」の評価とアプローチ】です。
患者様の歩行について、評価や治療、再評価などをどのように実施していこうか、まずは悩みますよね。
しかしながら、各々症状は異なる為、様々な視点から見ていかなければなりません。
そんなとき、あなたはまず何から評価していきますか??
◯患者様がこちらの意図を理解できているかどうかがとても大切!
いきなりですがここで質問です。
あなたは自分の考えを、しっかりと患者様に伝えることができていますか?
また、自分の考えと患者様の感じ方が合っているか、聴取し共有出来ていますか?
生野先生の講義は、唯一地面に接地している足底の感覚に焦点を絞り、上記内容を踏まえた講義をして頂きました。
足底からの感覚入力が十分理解できているかどうかで、動作がガラッと変わってくるのです。
↓言葉の表現に基づく介入
声掛けの仕方で解釈の違いや個人差がある事を学んでいます。
↓違いを学んだ状態でお互いの解釈を合わせる介入
“ちょっと強く”や“少し弱く”などの表現ではなく、擬音語を用いたほうが、患者様が理解しやすいようです。
例えば、「すーーっと前に重心を持ってきてください」というように。
擬音語はなかなか伝わりにくいと思う方もおられるかもしれませんが、
重心移動についても
「ジワ〜っと」、が分かりやすい人
「スッ」とでは分からないけど、「ス〜」だと分かる人
それぞれ解釈に差があることが受講生どうしの会話で分かりました。
これは、リハビリ以外の時間にも自主練としても活用出来ます。
“ちょっと前の方に体重を移す練習をして下さい”と言われるよりも
“踵は地面から離さず、ジワ〜っと土踏まずから前の方に移して下さい”と言われた方が
練習もイメージが湧きやすいという新たな発見がありました。
※わかりやすいかどうかは個人差があります。ぜひ色々試してみてください。
このような感覚入力についてしっかり学べる機会はなかなかないと思います。
生野先生のリハビリテーションセミナーは年内は終了となりますが、1月に開催を予定しておりますので
ぜひともお誘い合わせの上、ご参加をお待ちしております。