皆さんは臨床の中で足底筋膜炎の患者様を担当したことはありますか?
アキレス腱炎と足底腱膜炎はともに「使いすぎ症候群」の一つで
剣道や陸上、ジャンプスポーツなどつま先に強い負荷がかかり続ける競技で
頻発します。
スポーツ以外でも体重の増加やアスファルトなどの硬い地面で立ち続ける仕事でも
頻発し、足底腱膜炎に関しては約10%の人が罹患すると言われています。
どちらも下腿三頭筋をはじめとした足関節底屈筋の使いすぎ
というシンプルな病態にも関わらず、痛みが一時的に治っても、
すぐに再発を繰り返し難治性になりやすい症例でもあります。
こうした患者様を担当するとき、
症状としてはふくらはぎの痛みや腰の痛みを訴える患者様が多く、
マッサージを希望される方が多い印象を受けますが、
実は別の場所に問題が起こっているということを覚えておかなければいけません。
今日はそのようなお話をしたいと思います。
理学療法士・作業療法士なら覚えておきたい腱障害の病態
前述したアキレス腱炎や足底筋膜炎は、一般的には腱障害と呼ばれます。
腱障害とは原因は不明だと言われていますが、
加齢により腱が脆弱化したりスポーツなどで慢性的に腱に負担がかかりすぎたりすることで、
周囲組織に損傷が生じて起こる炎症のことをそう呼びます。
代表的な腱障害には
- アキレス腱炎
- 足底腱膜炎
- 膝蓋腱炎
- 外側上顆炎
の種類があります。
治療方法としては患部の超音波治療や温熱療法が用いられますが
重要なのはその周囲組織の固まりにより、腱に過剰な負担がかかっている場合です。
それらを調整しておかなければ、
再発してしまう可能性が高いことを覚えておきたいですよね。
腱障害の患者様にいつから走っていいのかと聞かれた場合は?
さて、臨床の中ではこれはいつから走っていいのか?
と聞かれることはあるでしょう。
おそらく、あなたは
「痛みが治まったら少しずつ・・・」といった曖昧な返答をしているのではないでしょうか?
一般的には炎症が収まって痛みが治まってからだという認識があると思います。
たしかに間違ってはいないかもしれませんが、本当にそれでいいのでしょうか?
避けたいのは、腱障害の病態を知らなくて適切なリハビリを提供できずに、
あなたの患者様は何度となく再発を繰り返してしまうことです。
ですので、ぜひ腱障害の病態を理解してみてください。
そうすることでどのように治療を進めればいいのか、
何から始めればいいのかがわかるようになります。
ヒントとしては、腱はI型コラーゲンが長軸方向に対して
平行に配列された構造をしており単一方向への引張負荷に耐えるための組織です。
粘弾性であり力学的負荷の速度に応じて粘性や弾性挙動を示すため、
この特性に合わせたリハビリプログラムの作成が必要です。
そのヒントになるセミナーをご用意しました。
そのセミナーは
PT・OTが知りたい運動器リハビリテーションの基本的な考え方|腱・靭帯・関節包の損傷と治癒過程
PT・OTが知りたい運動器リハビリテーションの基本的な考え方|腱・靭帯・関節包の損傷と治癒過程 – エポックセミナー
このセミナーでは腱だけでなく、靭帯や関節包といった軟部組織に対して、
それぞれの組織の特性と障害の病態を理解し、
どのような負荷を加えたら組織の強化を図ることができるのかを解説いたします。
また、このセミナーはシリーズセミナーとなっています。
今回の腱・靭帯・関節包だけでなく、
軟骨・半月板・筋膜の特性や病態理解を学んだり、
筋肥大のメカニズムや独自のファンクショナルトレーニングを学んだりすることで、
運動器リハビリテーションを実施していく中での基本的な考え方を学ぶことができます。
一括申込はこちらからチェック
PT・OTが知りたい運動器リハビリテーションの基本的な考え方|一括申込
PT・OTが知りたい運動器リハビリテーションの基本的な考え方|一括申込 – エポックセミナー
理学療法士・作業療法士が臨床のヒントを探すならエポックセミナー
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をはじめとする コメディカル、セラピストのための臨床に活きるセミナーがここにあります。 seminar.ep-och.com
関西の自費訪問リハビリならエポック
兵庫県・大阪府中心に自費訪問リハビリサービスをご提供しています。 2011年より、ひたむきに自費訪問リハビリサービスと向き合ってきた 私たちだからこそ、できることがあると思っています。 reha.ep-och.com
伊丹市・尼崎市の訪問看護ステーションならエポック
自費訪問リハビリで培ったノウハウを活かして、 訪問看護ステーションでも機能回復を目指した 看護・リハビリをご提供しています。 nurse.ep-och.com
阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ!カラダのことならエポックボディープラス
訪問だけじゃありません。 通えるリハビリもあります。 リラックスしたい方、カラダの相談したい方はエポックボディープラスへ! body-plus.ep-och.com
#リハビリ #理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #エポック #リハビリテーション #エポックオンラインスクール #オンラインセミナー #セミナー #腱障害 #足底腱膜炎 #スポーツ