皆さんは変形性膝関節症の患者様が来院されたとき、
まず最初にどこを見るようにしていますか?
膝が痛いならまず膝の動揺性がどれだけあるのか、
はたまたどれだけ腫れているのか
姿勢が原因なのか
様々な疑問を持って、患者様を対応すると思います。
特に膝関節は中間関節として知られており
股関節や足関節の影響を大きく受けやすい関節なのです。
そのため、膝に問題が出ていても、膝が直接的な原因であることが少ないように思いますが
あなたはどうでしょうか?
足部のアライメントや骨盤、脊柱のアライメントと全体を見ることが重要だ
というのはわかっているけど
どうしてもなかなか見かたがわからない、
こうした悩みは尽きないものです。
そんなあなたのために今日は膝関節の評価について書いてみたいと思います。
整形外科疾患のリハビリは全身を評価していく必要があります
例えば足部のアーチは、個々の関節が協調して動き、周囲の靭帯や筋、腱が支持することで、
その衝撃を吸収し、効率のよい運動へ変換する役目を持ちます。
したがって、これらの機能が1箇所でも破綻すれば、
その影響が隣接する関節へ波及し、過剰負荷に伴う疼痛や、
それを制御するための過剰な筋収縮によって、様々な病態の出現に繋がります。
某国家の超高層マンションの土台作りがずさんで
倒壊騒ぎが後を絶たない、なんてニュースが以前ありましたよね。
それと同じで人の身体も土台がしっかりしていないと
そこに乗っている膝や股関節、骨盤や体幹も
グラグラになったり変なところに力が入ったりして
最終的には痛みを生じたりという問題につながってしまいます。
逆に股関節はどうでしょうか?
股関節のアライメントを評価する際に、骨盤と股関節の臼蓋の関係性を考えてみてほしいと思います。
股関節を支える骨盤が前傾位で臼蓋が骨頭を覆えば、
運動連鎖的に股関節は内旋し、膝関節は外反しやすくなります。
このように膝関節へ与える影響は股関節からも足関節からも起こりうるのです。
だからこそ早めの解決策を提案できるようになりたいですね。
整形外科疾患のリハビリは整形外科リハビリテーション学会の為沢先生に学ぼう
2022年に整形外科疾患の評価とリハビリというテーマで5大関節のセミナーをシリーズで開催させていただきました。
先生は、足部のアーチの評価は、
個々の関節が協調して動き、周囲の靭帯や筋、腱が支持することで、
その衝撃を吸収し、効率のよい運動へ変換する役目を持ち、
したがって、これらの機能が1箇所でも破綻すれば、
その影響が隣接する関節へ波及し、過剰負荷に伴う疼痛や、
それを制御するための過剰な筋収縮によって、様々な病態の出現に繋がります。
と話してくださっています。
だからこそ、足部のアライメントを徹底的に治療していくことこそが
変形性膝関節症や腰痛、肩こりや頭痛の治療に役立つと話してくださっています。
今回のセミナーでは疾患のお話は少なかったというご意見もいただきましたので
11月から開催のセミナーでは、疾患によりフォーカスして
病態の理解とリハビリの進め方を徹底的にお話をいただきたいと思っています。
ぜひこれらの症状を改善できるようになりませんか?
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私自身も整体院で様々な患者様を対応する機会が多いです。
そんな時は必ず足部の評価は書かせません。
私自身もとても楽しみにしておりますのでぜひ皆さんもご参加お待ちしております。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
【為沢先生の過去のセミナーの様子】
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