EPoch Official Blog

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呼吸リハ 理学療法士・作業療法士は今、学んでおくべきです

いつもご覧いただきましてありがとうございます。

エポックセミナー事業部の久保田です。

 

さて、今月は全国6か所同時開催のセミナーがありました。

運営側としても充実の日々を送らせて頂いております。

 

 

さて、話は脱線しましたが、今回のブログは愛知医科大の岸川先生による

「実技で学ぶ初めての呼吸リハビリテーション」についてのご報告です

 

実は3月に今回の呼吸リハの実技セミナーの続編を開催予定です。

そのご紹介もかねてご報告させていただきます。

 

 

 

長期臥床が呼吸系に及ぼす影響とは?

 

今回のセミナーでは【呼吸】というものが

どのようなメカニズムで起こっているのか、

その時の生理学や運動学はどのようになっているかを、

丁寧にご講義いただきました。

 

その中でも、急性期術後の患者様やICUの病棟において、

絶対安静を強いられる患者様はどのような状況にさらされているか

ということについてご講義いただきました。

 

絶対安静は

  1. 肺胞気酸素分圧の低下
  2. 肺内シャントの増加
  3. 動脈血酸素分圧の低下
  4. 機能的残気量の低下
  5. 下側肺障害

これらの状態を引き起こします。

 

特に下側肺障害とはARDSなど急性肺障害で、下側になった肺領域に限定して現れる浸潤病変、重力に近い側に形成される肺水腫、分泌物貯留、無気肺などが混在する状況のことを言います。

 

長期の臥床が続くと重力によって後方の組織を圧迫してしまいます。

それは循環障害だけではなく、肺の中でも臓器による圧迫が起こり、肺胞が潰れてしまいます。

 

そうすると正常な換気を行うことができず、下側肺障害を引き起こすのです。

 

 

下側肺障害を改善させるためには?

 

ではどのように治療を行うと良いか、についてご説明する前に、

いまいちよくわからん、という方はおられませんでしょうか?

 

 

私は臨床時代によく後輩に呼吸の勉強を教えていたことがありました。

その際によく例えていた内容としてはペットボトルに半分だけ水を入れて

それを横向けにした状態で下側肺障害を説明します。

 

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(こんな状況ですね)

 

 

これは水だけですが、その水を撹拌させるためには

どうすればいいかを考えてもらいます。

 

簡単な方法としてはペットボトルを揺らす、

逆さまに向けるなどが挙げられるでしょうか?

 (こうすれば下側に溜まった水が撹拌されますね。)

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呼吸リハについても同じことです。

 

腹臥位を取り入れたり呼吸介助手技を併用したりすることで

治療していきます。(ここから後半の実技に突入しました)

 

 

 

この方法がわかれば、あとはどこに下側肺障害が起こっているかを確認し

それを逆さまに向けやすい方法を考えればいいですね。

 

 

呼吸介助手技を学ぼう。

 

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呼吸介助手技を行う目的としては

 

  • 分時換気量を増加し、酸素摂取および炭酸ガス呼出を促進する。
  • 低下した肺胞換気および無気肺の改善。
  • 換気量の増加に伴い気道分泌物の移動、喀出の促進。
  • 胸郭の可動性と柔軟性を維持、改善。

 

です。

 

 

ここで重要なことはガスの呼出を促進することです。

呼吸介助は「介助」であり、負荷になってはいけないということを

重点的に教えていただきました。

 

胸郭は人体の中でも感覚が敏感な部分です。

そこを介してアプローチを行うため、少しの刺激でも負担になる可能性があります。

そのためファーストコンタクトや介助方法については

慎重にならなければいけません。

 

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 (触り方一つとっても大切ですね)

 

 

このように実技を交えて本セミナーは開催させていただきました。

質問の中では何分行えば効果があるかという質問がありましたが

時間ではなく結果がどうだったかが呼吸リハでは重要になります。

 

体位排痰法では側臥位や前傾側臥位を行うことで、

痰の喀出が出ますし、そこから呼吸介助手技を併用することで

きちんと喀出できたという結果が現れるわけです。

 

それらがないということは評価内容が間違っているということになります。

きちんとフィジカルアセスメントを捉え、

結果を残せるようにしていきたいですね。

 

 

 

 

受講生様の声

  • 自宅へつなげるために老健でできることを知りたい。                                                    
  • 心疾患の在宅生活者にすることを知りたい。                                                    
  • とてもわかりやすく話してくださりありがとうございます。本を読むだけではわかりにくかったことがよく理解できました。また機会がありましたら講義を受けたいと思います。
  • わかりやすかったです。臨床に役立てます。

 

 

 

さて、今回のセミナーでは長期臥床の弊害による下側肺障害、COPD、そして呼吸介助手技について時間を割いていただき、徹底的にご講義をいただきました。

 

次回3月31日はフィジカルエグザミネーション(視診、聴診、触診、打診)について臨床の動画も交えて徹底的にお話しいただきます。

また、それらに加え、胸部レントゲンの読影方法や人工呼吸器の管理方法からアプローチの考え方についてご講義いただきます。

 

実技では呼吸介助手技の発展形として、無気肺へのアプローチやスプリングアクションについてもデモを通じてご講義いただきます。

 

seminar.ep-och.com

 

これからのセラピストは急性期だけではなく療養でのリハビリについても求められます。

そのときに必要なのはフィジカルエグザミネーションです。

呼吸器疾患の特徴や心疾患の特徴、病状が悪化したときに見られる兆候などを

以下に捉えて適切な対応が取れるかが求められます。

 

これらを徹底的に学べる場所はなかなかありませんので

ぜひご参加お待ちしております。

 

 

seminar.ep-och.com