臨床の中で、筋力増強運動はセラピストの介入の主要な手段として用いられるにも関わらず、
目的が明確になっていないことも少なくありません。
また、画一的な評価・治療に留まってしまっている場面も見かけられます。
結果としての『筋出力』の背景には、量的な因子・質的な因子・その他の因子が混在していると解釈できます。
あなたの行っている筋力トレーニングはどのような理論的背景に基づいて行っているのかをきちんと説明できますか?
そして、筋力強化はどのような生理学的機序をたどるのかを理解していますか?
筋力トレーニングは理論立ててトレーニングを行わなければ無意味
あなたはただ闇雲にトレーニングをしていませんか?
臨床現場で「このトレーニングは何を目的に行っているのですか?」と質問されて
きちんと答えられているでしょうか?
この部分をきちんと理解して説明できないのであれば
このセミナーはあなたにとてもおすすめです。
(このセミナーは終了しました。)
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患者様が効果を体感して継続してくれるような介入方法について
運動学、解剖学、生理学などの基礎を臨床にどのように応用するのかをしっかりと理解することができます。
開催されたセミナーのプログラムの一部を載せておきますね。
1.筋力と筋出力の違い
・筋出力抑制と向かい風の共通点とは?
・筋力増大の三原理・五原則の臨床的解釈とは?
・spurt muscleとshunt muscleは速筋線維・遅筋線維、OKC・CKCで臨床応用できる?
2.筋出力に影響する構造的因子・機能的因子(実技含む)
・運動単位の動員(recruitment)には速筋線維と遠心性収縮がポイント?
・運動単位の同期(synchronization)には空間的加重が効果的?
・α運動ニューロンの発火頻度(rate coding)には時間的加重が使える?
3.筋出力に影響するその他の因子(実技含む)
・よく聞く『粘弾性』・『滑走性』・『アライメント』はよく効く?
・『分節的運動』でなぜ体が軽くなる?
・脳機能を理解すれば『情動』・『注意』・『感覚』が使える
一般的に知られる筋力低下は皆さんご存知だと思いますが
筋出力低下とはどのようなことをいうか説明できますか?
筋出力とは
筋出力の定義
運動単位の活動電位発生頻度の変調や、活動に参加する運動単位数、運動単位同士をどのようなタイミングで活動させるかという同期性などによって調節される筋収縮の程度
と定義されます。つまりタイミングに合わせて筋力を発揮できるかどうかなのですね。
これはただ単に筋力トレーニングをするだけでは改善しません。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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