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説明下手な理学療法士・作業療法士必見!わかりやすい説明ができるようになるコツ

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医療従事者である理学療法士・作業療法士に求められるスキルとは何でしょうか?

 

治療技術?

 

知識?

 

いいえ、違います。

 

忘れてはいけないスキルは「説明をする力」です。

 

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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が説明スキルを身に着けることで得られるメリット

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の職業柄、説明をする場面にあらゆるタイミングで出くわすと思います。

 

その相手も・・・

 

患者さん

 

ご家族

 

他職種

 

外部業者

 

など様々です。

 

わかりやすい説明をして、相手に理解してもらえれば、同じ方向性に向かって進みやすくなります。

 

くどくどと説明をする手間も省けますし、誤解を与えてしまうリスクも減らせます。

リハビリもスムーズに進みますし患者さんや他職種との信頼関係の構築にもつながります。

 

逆に、うまく説明が伝わらなかったらどうでしょう?

 

私達リハビリテーション職種は特に「専門用語」を使いたがります。

 

患者さん相手にちんぷんかんぷんな言葉を並べても相手の頭には「?」の文字が浮かぶだけ。

 

どんなに大切な情報を伝えても・・・

 

ポイントとなる指導をしたとしても・・・

 

届かなかったら、それは相手にとって“ない”ものなのです。

 

説明力というのはそれくらい大事な力なのです。

 

相手にわかりやすく説明するには、ちょっとしたコツが必要です。

 

何かを説明する時、相手はセラピストでも医療職種でもないことがあります。

 

自分の専門分野以外の人に伝わるように、わかりやすく説明することが求められます。

 

理学療法士・作業療法士が考える|わかりやすい説明とはそもそもどういうものなのか?

わかりやすく説明するには、自分がどう説明したいかではなく、相手がどう受け取るかを考えることから始めないといけない」と言われています。

 

このとき、必要になるスキルが「難しいことをわかりやすく伝える説明」です。

ここでいう“難しい”というのは、世間一般に言われているような高度な学問分野のことだけではありません。

好きなアニメやドラマ、スポーツなどを含めて、あなたが詳しいことを全般に“難しい”と表現します。

「えっ、オレの好きなバンド、コピーして弾くの難しくもなんともないんだけど?」

「私が趣味でやってるロッククライミングの楽しさだって、やればすぐわかるんだけど」

そう思う方もいるかと思います。

ただ、それはすでに理解できている人にとっては“やさしい”ことなのでしょうが、相手にとっては未知のことで“難しい”と感じてしまうのです。

つまり、相手との知識や理解度にギャップがあるとき、その格差に対して相手は“難しい”と感じるのです。

(出所)『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』(PHP研究所)

 

理学療法士・作業療法士ならわかりやすい説明の「型」を知っておきましょう

ステップを刻む

最も価値のある説明というのは、

相手にとっての難しい内容をわかりやすく伝えること

です。

 

難易度の高い内容を「相手のわかるレベルに落とし込んで理解してもらう」ことが

最も価値の高い説明になるのです。

 

自分と相手の知識や理解度に

ギャップがある時に意識したいのが・・・

「理解の階段」

というものです。

 

知識や理解度に大きなギャップがあればあるほど、できるだけ1つあたりの段差を小さくします。

その分、段差をたくさん刻むようにします。

 

相手の言葉で話すこと

同じ業界の相手なら専門用語は「共通言語」です。

より早く話を理解してもらいやすくなります。

 

しかし、相手がセラピスト以外なら難しい専門用語は逆効果です。

 

特にリハビリテーション職種は複雑な言葉を使いがちです。

 

自分の知らない単語が次々と出てきたら、相手は興味を失って聞こうともしなくなってしまいます。

 

「相手の知っている言葉・わかる言葉で話す」というのは大前提なのです

 

また、その相手がセラピストでなくても「年齢や職業、性別」などでも、「どういう言葉を使った方がいいのか?」で伝え方も変わります。

 

「砕けた表現をする方が良いのか?」

 

「細かいところまで説明をした方が良いのか?」

 

相手によって使う言葉を変えてみましょう。

 

IKPOLET法を意識する

IKPOLET法は、7 つのステップでデザインされた説明用フォーマットのことです。

 

「IKPOLET」とは、各ステップのアルファベットの頭文字をつなげたものです。

 

《Step1》 興味をひく(Interest)

《Step2》 聴き手のもっている知識や認識にアクセスする(Knowledge)

《Step3》 目的を示す(Purpose)

《Step4》 大枠を見せる(Outline)

《Step5》 つなげる(Link)

《Step6》 具体化、事例、証拠を示す(Embodiment,Example,Evidence)

《Step7》 転移(Transfer)

 

簡単にいうと・・・

 

「興味喚起」

「知識レベル確認」

「目的と大枠の説明」

「具体例と展開」

 

という流れで進んでいきます。

 

これらのステップをすべて踏む必要はありません。

その手順を飛ばしたり、入れ替えたりした方が良いこともあります。

 

IKPOLET法を詳しく知りたい方はこちらの書籍に載っています。

説明に苦手意識のあるなら、読んでみてはいかがでしょうか。

東大院生が開発!  頭のいい説明は型で決まる」(著:犬塚 壮志 )

 

 

【まとめ】患者さんに理解してもらえる説明をして出来るセラピストになろう

リハビリテーションとは二人三脚、チームで動くもの。

知識や情報の共有の大切さは言うまでもありません。

 

どんな説明をするにも・・・

ポイントは「相手に聞かせる」ことが大事

です。

 

どんなに大切なことを話しても、

 

「相手が理解してくれなくては」

 

「まずは聞こうと興味を持ってくれなくては」

 

意味がありません。

 

わかりやすい説明を心がけてよりスムーズにリハビリを、仕事を進めていきましょう。

参考サイト:東洋経済オンライン

 

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