訪問リハビリで回っていると、食事は車の中か、外食することが多く
お弁当屋さんでチラシをもらっても、
基本的にごみとして捨ててしまうことは少なくありません。
自主トレーニングメニューを患者様に渡しても
「どうせ見てやってもらえないんじゃないか」と
思いながら渡しているという人もいるのではないでしょうか?
しかし、先日ある弁当屋さんに立ち寄った時に、「こんな心配りはすごい!」という体験をしました。
今日は紹介してみたいと思います。
サービスは相手の気持ちに立って考えるということを実感したお話
さて、サービスは相手の気持ちに立って考えるということはよく言われることですが
いうことは簡単でも実際どうやるべきかが一番難しいことだと思います。
お弁当屋さんに行くと、チラシをもらえることもありますよね。
しかし、そのチラシはいつも折れ曲がったりしてしまうことって多いですよね?
だから、食事後のごみと一緒に捨ててしまうことが多かったのですが
その弁当屋さんは全然違いました。
手書きで書かれたチラシでしたが、ラミネート加工が施されていたのです。
チラシは折れ曲がってしまうもの、という概念を根本から否定しています。
最初は「メニュー汚いなぁ」程度に思っていましたが、まさかチラシだとは思いませんでした。
確かにチラシをラミネート加工しておくと車の中で折れ曲がったりすることはなく
ダッシュボードに入れておけばいつでも使えるので、
「これが相手の立場に立って考えたサービスか!」とちょっと感動してしまいました。
サービスの効果を長く実感してもらうためにリハビリ現場でもできること
さて、我々のリハビリ現場においても、患者様への自主トレーニングメニューを提供しても
結局のところ退院時まで読んでもらえていなかったり、ごみとして捨てられているということは少なくありません。
それは一般的な自主トレーニングメニューをテンプレートのように印刷してそのまま渡していたりしませんでしょうか?
私は患者様とのトレーニング現場を写真に撮って、それをパソコンのワードやエクセルで加工して
カラー印刷にしてラミネート加工を施したものを冊子化し、患者様のテレビ台にかけておくということを新人の時によくやりました。
そうするといつでも目の届く範囲にあることも多く、比較的よく見てもらえることがありました。
確かに忙しい時間の中で自主トレーニングメニューを作成するということは
手間暇がかかるものです。
しかしこのようにちょっとした手間が患者様のためになることって少なくありません。
もしあなたが患者様に自主トレをしてもらえないと思っているのであれば
あなたのサービス内容を見直してみてもいいかもしれませんね。
他にも自主トレの継続についてはこれらを読んでいただくと参考になるかもしれません。
リハビリで患者様の自主トレが継続しない理由で悩んでいるあなたへ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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