もう20年以上も前になりますが、
私がまだ高校生だった頃といえば
高校野球で150km/hの球を投げることができれば「怪物」だなんて騒がれましたが
今では150kmhを投げる投手は珍しく無くなってきましたし
プロ野球でも大谷翔平選手が165km/hの球を投げるようになったら
急に160km/hのストレートを投げる投手が何人も出てきたり。
本当にスポーツの進化はめざましいものがありますが
その要因はやはりハイパフォーマンスを発揮するための動作解析であったり
トレーニング理論の発展ですよね。
子供の頃から科学的なトレーニングを受けることができるようにもなりましたし、
ネットを使えば、選手自身が簡単に情報を手に入れ、実践もできるようにもなりました。
さて、その一方で整形外科での勤務や整体院、トレーナーとして活動してきた中で
それほど多くはないものの、それなりの実績のある選手を診させて頂く機会もありましたが
やはり、パフォーマンスアップのためのトレーニングに関しては熱心に勉強して実践している選手でも
リカバリーについてはトレーニングと比べたら、明らかに関心が足りないなという選手が多いように感じています。
しかし、リカバリーは重要なトレーニングの1つです。
試合のためだけでなく、日々の疲れを取ることで翌日の練習を十分にこなすことができて、結果的にパフォーマンスアップに繋がります。
そして、リカバリーのために必要なものはたくさんありますが
そのうちの1つが「栄養」です。
栄養=エネルギーがなければ人の身体は動かない
では、栄養がどのようにリカバリーに繋がるのでしょうか?
当たり前ですが、人が活動するにはエネルギーが必要です。
そして、そのエネルギーは身体の中で勝手に作られるなんて都合の良いシステムはなく
食事によって摂取しなくてはいけません。
エネルギー源となるのは
- 「糖質」
- 「脂質」
- 「タンパク質」
ですね。
しかし、これらを摂取するだけでは不十分。
これらを実際にエネルギーとして活用できるようにするには
「ビタミン」
や
「ミネラル」
といった栄養素が必要になってきます。
仮にビタミンやミネラルが不足してしまうと、エネルギーとして消化しきれなかった分は脂肪として蓄えられてしまいます。
脂肪が多いと身体には炎症症状が出現する
脂肪はエネルギー源なので蓄えているのであれば、必要な時にサッと使えば良さそうですが
脂肪が増えて「肥満」の状態になると
身体は「腫れている」と勘違いして
炎症物質
を通常よりも多く分泌してしまい
結果的に倦怠感や痛み、微熱、抑うつなど様々な症状を引き起こしてしまいます。
そんな状態ではトレーニングも試合もできっこありません。
そうならないためにもやはり栄養管理は重要になってきます。
トレーニングに燃えるのももちろん大事ですが、リカバリーも重要!
今日はそんなお話でした!
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